万華鏡のような夢を見た。
目を開けていても閉じていても、ちらちらと景色が移り変わった。
その途切れ途切れの間に、小さい頃住んでた家の電球や天井が見えた。
そういうのって忘れてないんだなとわかった。
ちゃんと自分というにんげんの中に蓄積されている記憶たち。
おもしろい夢だった。
夢じゃないみたいだったけど。不思議なできごと。
芝居の稽古が進むと、うたた寝した時なんかに、断片的にそのお芝居の中のシーンが浮かぶ。
何か答えを探すような。
そんな感じで、夢をみる。
さて、稽古スケジュールが楽しいことになってきた。
だから昔言われてたことを思い出すのです。
体調管理も役者の仕事。
はい。
葉月裕子